私は最近、最初に記事を書くのではなく、実際に何かを作る・試す・失敗する過程を動画で残し、その体験をあとから記事にする流れへ寄せています。
以前は「記事を書く → その内容を動画にする」という順番を考えることが多かったのですが、AIを使って記事を作るようになるほど、逆の方が自分には合っていると感じるようになりました。
理由は単純で、先に体験があると、記事の中に実際に起きた失敗、途中で気づいたこと、設定ミス、判断を変えた理由が自然に入るからです。
ただし、録画した内容や文字起こしをそのまま記事へ貼るだけでは日記になります。
そこで私は、体験 → 動画 → 文字起こし → 読者の疑問に合わせて再構成 → 記事という流れにしています。
私の記事制作では、実際の体験を動画で残し、文字起こしから読者の疑問を決め、その疑問への答えとして体験を再構成しています。
最初に記事を書くより、先に実際の作業をする
私が今いちばん重視しているのは、記事を書く前に実際に何かをすることです。
たとえばAIツールを試す、APIをつなぐ、WordPressを修正する、YouTube分析の仕組みを作る、アプリを作るといった作業です。
実際にやると、想定どおりに進まないことが必ず出てきます。
- 設定したのに動かなかった
- 思っていたAPIでは必要なデータが取れなかった
- 途中で設計を変えた
- 最初に考えていた方法より簡単なやり方が見つかった
- 動いたと思ったら別の処理が使われていた
こうした情報は、最初から「完成された解説記事を書こう」とすると抜けやすい部分です。
先に体験することで、あとから記事にできる一次情報が生まれます。
作業を動画で残すと、失敗や判断の変化まで記録できる
私の場合、作業しながら考えていることを文章で全部記録するより、画面を録画して話す方が早いです。
動画には、完成結果だけでなく、その途中が残ります。
「ここでエラーになった」「この数字がおかしい」「この方法ではダメだから設計を変える」といった瞬間も記録できます。
あとから振り返ると、完成した仕組みそのものより、途中で何を勘違いし、どう判断を変えたかの方が記事として役立つこともあります。
だから私は、動画を単なる公開コンテンツではなく、体験を保存するための記録装置としても使っています。
動画の文字起こしをそのまま記事にすると日記になる
ただし、動画を文字起こしして、その文章をそのままブログへ載せればいいわけではありません。
作業中の会話は、自分が何をしているか分かっている前提で話していることが多いからです。
「これを直します」「ここがダメでした」「次はこれを試します」と書かれていても、初めて読む人にはそもそも何を作っていて、なぜその問題が重要なのかが分かりません。
実際、体験を記事にするときに私が一番気をつけているのもここです。
体験した順番と、読者が理解しやすい順番は同じではありません。
体験談は「読者の疑問への答え」に変換する
記事化するときは、まず体験をそのまま並べるのではなく、「この体験から読者は何を知れるのか」を考えます。
たとえば私がYouTubeのAPIでCTRを取得できずに詰まった経験なら、記事の主題は「私はAPIで失敗した」ではありません。
読者が知りたいのは、「YouTube動画を改善したいとき、CTRはどこから取得するのか」「取れないときにどう考えるのか」です。
そこで記事では、次の順番に変換します。
- まず何をしようとしていたのか説明する
- なぜそれが必要なのか説明する
- 読者にも起きる問題として整理する
- 解決方法を具体的に説明する
- 自分の体験は、その方法を採用した根拠として入れる
こうすると、体験は残しながらも日記ではなくなります。
実際の例として、YouTube動画をAIで改善するにはCTRも必要|APIで取得できずに分かったことでは、取得に失敗した体験を「CTRをどう改善判断へ組み込むか」という実用記事へ変えています。
AIは体験を作るのではなく、体験を整理する役に使う
この流れでは、AIにゼロから体験談を書かせません。
AIに任せるのは、実際の作業や発言から、読者に必要な部分を整理することです。
たとえば次のような作業はAIと相性があります。
- 長い文字起こしから重要な体験を抜き出す
- 読者が検索しそうな疑問へ変換する
- 説明の順番を整理する
- 見出しを作る
- 重複した発言をまとめる
- 体験と一般的な説明を分ける
一方で、AIが実際には起きていない失敗や成功例を補うと、記事の価値が変わってしまいます。
人間が体験を作り、AIが読者向けに編集する。 私はこの分担が一番使いやすいと感じています。
動画を先に作るとYouTubeとSEO記事を同じ体験から作れる
動画を先に残すもう一つの利点は、一つの体験から複数のコンテンツを作れることです。
私が理想としている流れは次のとおりです。
- 実際に何かを作る・試す
- その過程を録画する
- 動画として公開できる形にする
- 文字起こしを作る
- 体験や判断を抽出する
- 検索意図に合わせて記事へ再構成する
これなら、YouTubeとWordPressで別々のネタを考える必要がありません。
同じ一次体験を、動画では過程として見せ、記事では読者が理解しやすい形へ整理することができます。
また、複数サイトのSEO改善をAIで判断する流れについては、複数のWordPressサイトをAIで管理する方法|記事を書くより「どこを直すか」の判断が変わったでも説明しています。
まとめ:AI時代ほど一次体験が記事の土台になる
私が今使っている記事制作の流れは、次の順番です。
- 実際に体験する
- 動画で記録する
- 文字起こしする
- 読者の疑問を決める
- 体験をその疑問への答えとして再構成する
- AIで見出しや文章を整理する
重要なのは、文字起こしをそのまま公開しないことです。
自分の体験は記事の主役ではなく、読者が知りたいことに答えるための根拠として使う。
AIで文章を作りやすくなったからこそ、実際にやった人しか持っていない失敗、判断、発見を先に集める価値は以前より高くなったと感じています。


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