私は複数のWebサイトを運営する中で、SEO改善の判断にGA4、Google Search Console、AdSenseを別々に見るのをやめました。
以前は、Search Consoleで順位やクリックを確認し、GA4でアクセスを見て、AdSenseで収益を見るというように、それぞれの管理画面を別々に確認していました。
ただ、この見方だと「検索では強いけれど収益につながっていない記事」と「検索流入は小さいけれど収益性が高い記事」が同じ画面では見えません。
そこで現在は、検索結果で見つかる → サイトへ来る → 読まれる → 収益につながるまでを一つの流れとして見るようにしています。
GA4・Search Console・AdSenseを同じ期間で比較すると、検索・流入・収益のどこが強いかを見ながら、改善する記事の優先順位を決められます。
SEO改善をSearch Consoleだけで判断しない
SEO改善というと、まずSearch Consoleを見ることが多いと思います。
表示回数、クリック、CTR、平均掲載順位を見れば、Google検索でその記事がどう見えているかは分かります。
ただし、それだけでは検索から来た読者がその後どう動いたか、そしてその記事がどれくらい収益につながったかまでは分かりません。
検索順位が上がったから成功、クリックが増えたから成功、と単純に決めるのではなく、その先まで見た方が改善の優先順位を決めやすくなります。
GA4・Search Console・AdSenseはそれぞれ見えるものが違う
私がこの3つを組み合わせているのは、それぞれ見ている場所が違うからです。
- Search Console:検索結果でどれだけ表示され、どれだけクリックされたかを見る
- GA4:サイトへ来た後にどのページが見られ、どのような利用があったかを見る
- AdSense:ページビュー、広告表示、クリック、RPM、収益などを見る
どれか一つだけでも役に立ちますが、SEO改善の優先順位を決めるなら、3つをつなげて見た方が実際の事業判断に近づきます。
3つのデータを同じ期間でそろえて比較する
データを横断して見るとき、意外と重要なのが期間をそろえることです。
Search Consoleは直近28日、GA4は直近30日、AdSenseは今月というように期間が違うと、同じ記事を見ているつもりでも比較条件がずれます。
私は主期間と比較期間を決め、できるだけ同じ時間軸で見るようにしています。
たとえば直近28日を見るなら、その前の28日も比較対象にします。
こうすると、「最近伸びたのか」「落ちたのか」「収益だけ変わったのか」といった変化を同じ条件で確認しやすくなります。
検索は強いのに収益が弱い記事は、導線や意図を見直す
たとえばSearch Consoleでは表示回数もクリックも増えているのに、AdSense側では収益がほとんど増えていない記事があったとします。
この場合、単純に「SEOは成功しているから触らない」とは考えません。
検索意図と記事内容が本当に一致しているか、読者が次に進む導線があるか、広告や商材との相性があるかなどを確認します。
検索流入を増やすこと自体が最終目的ではなく、その先の価値につながっているかを見るという考え方です。
検索流入は少なくても収益性が高い記事は、伸ばす候補になる
逆に、アクセス数だけを見ると目立たない記事でも、収益性が高い場合があります。
たとえばページビューは少ないのにRPMが高い記事なら、検索流入を増やせればサイト全体の収益に効く可能性があります。
このような記事は、アクセスランキングだけを見ていると改善候補に入りにくいです。
しかし検索・アクセス・収益を一緒に見ると、「流入は弱いが、来た人の価値が高いページ」として見つけられます。
検索・アクセス・収益が同時に落ちたら、内容より先に技術を疑う
複数の数字を同時に見るメリットは、技術的な問題にも気づきやすいことです。
検索表示、アクセス、収益が同じ時期に大きく落ちた場合、いきなり記事を書き直す前に、インデックス、noindex、canonical、HTTPエラーなどを確認する価値があります。
技術的に検索対象から外れているページへ文章改善をしても、原因を解決できません。
内容改善より先に技術状態を見るべき場面を見つけられるのも、複数データを横断する利点です。
AIには3つの数字をまとめて優先順位を決めさせる
私は現在、GA4・Search Console・AdSenseのデータをAIから横断して見られるようにしています。
AIに任せたいのは、「一番アクセスが多い記事を教えて」という単純な集計だけではありません。
たとえば次のような判断です。
- 検索も収益も強い記事は、勝ちパターンとして他の記事へ展開する
- 検索は強いが収益が弱い記事は、導線や検索意図を見直す
- 検索流入は弱いがRPMが高い記事は、流入拡大候補として見る
- 複数指標が同時に落ちている記事は、技術的な問題がないか先に確認する
こうして候補を絞ったあとで、WordPressの本文を読んで、実際に何を直すかを判断します。
複数サイト全体から改善対象を絞る流れについては、複数のWordPressサイトをAIで管理する方法|記事を書くより「どこを直すか」の判断が変わったで説明しています。
まとめ:SEO改善は順位ではなく、価値のあるページを見つけて伸ばす
私がGA4・Search Console・AdSenseを別々に見るのをやめた理由は、SEO改善を検索順位だけで終わらせないためです。
現在は、次の流れで判断しています。
- Search Consoleで検索表示・クリック・CTR・順位を見る
- GA4でサイトへ来た後の利用状況を見る
- AdSenseで収益性を見る
- 3つを同じ期間で比較する
- 改善候補の記事を絞る
- WordPress本文を読んで、実際に何を直すか決める
SEO改善は、順位を上げる作業というより、価値のあるページを見つけて伸ばす作業に近い。
3つのデータを横断するようになってから、私自身、改善する記事の優先順位をかなり現実的に決めやすくなりました。


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