私は動画を1本作ったら、その動画を公開して終わりにするのではなく、長尺動画の中から短く切り出せる部分を探し、ShortsやReelsなどの縦型ショートへ再利用することを考えています。
長尺動画には、数分から数十分の中に複数の主張、実演、失敗、気づきが入っています。
その中には、30秒〜数分程度に切り出しても単体で意味が通じる部分があります。
ただ、人間が毎回動画を最初から見直し、「どこを切ればショートになるか」を探すのは手間です。
そこで私は、文字起こしから短く成立する主張や実演部分をAIに探させ、縦型ショート候補として整理する流れを作っています。
長尺動画をShortsやReelsへ再利用するときは、文字起こしから候補を絞る作業をAIに任せ、最終的な切り出しは映像を見て人間が判断します。
長尺動画を1本作って終わりにするのはもったいない
長尺動画を作るには、企画、撮影、編集、サムネイル、公開設定など多くの作業が必要です。
それだけ手間をかけた素材を、公開した1本だけで終わらせるのはもったいないと感じています。
動画の中には、単体で使える短い部分が複数あります。
- 一つの結論だけを話している部分
- 新機能を短く実演している部分
- 失敗と解決が短くまとまっている部分
- 意外だった発見を話している部分
長尺動画を完成品として見るだけでなく、複数の短い素材が入った元データとして見るようになりました。
ショート化では「短い」より「単体で意味が通じる」が重要
長尺動画から短い部分を切れば、何でもショート動画になるわけではありません。
たとえば途中の説明だけを30秒切り出しても、「何の話をしているのか」が分からなければ見てもらいにくいです。
私が候補を見るときは、長さより先にその部分だけで意味が通じるかを確認します。
最低限、
- 何の話なのか
- 何が重要なのか
- 結論や次の行動は何か
が短い中でも伝わる部分を優先します。
文字起こしからショート候補をAIに探させる
長い動画を毎回最初から見直す代わりに、私はまず音声を文字起こしして、その文章をAIへ渡します。
文字になれば、AIは動画全体から、
- 短く独立している主張
- 強い結論がある部分
- 実演の要点
- 失敗と改善が一まとまりになっている部分
を探しやすくなります。
ここでAIに任せたいのは、完成ショートを勝手に決めることではありません。
人間が確認する候補を先に絞ることです。
フック・主張・結論が揃っている部分を優先する
ショート候補を選ぶときは、単に面白い一文を抜くだけでは足りません。
私は、短い中でも次の3つがある部分を優先します。
- フック:なぜ続きを見たいのか
- 主張:何を伝えたいのか
- 結論:結局どう考えればいいのか
たとえば「AI動画編集で無音だけを消しても足りない」という主張なら、そのあとに「言い直しや繰り返しは文字起こしから判定する」という答えまで入っている部分を候補にします。
この方が、長尺動画を見ていない人にも内容が伝わります。
Shorts・Reels向けに縦型の台本へ組み替える
候補が決まったあと、そのまま横長動画を切り取るだけとは限りません。
縦型ショートでは、画面の使い方やテロップの見せ方も変わります。
そのため元の発言を材料にして、必要なら短い縦型台本へ組み替えます。
たとえば、
- 冒頭で結論や問題を見せる
- 短い理由や実例を入れる
- 最後に要点をまとめる
という形です。
長尺動画を短くするのではなく、長尺の内容を縦型視聴へ合わせて再編集するという考え方です。
自動化しても最終的な切り出し判断は人が確認する
AIが「ここはショート向き」と判断しても、実際の映像では使いにくい場合があります。
画面操作の途中から始まっている、前の説明がないと意味が分からない、映像の切り替わりが不自然、といった問題です。
そのため、私は候補抽出までを自動化しても、最終的な採用は映像を見て確認する前提です。
目的は人間の確認をゼロにすることではなく、「候補を探す時間」を減らすことです。
同じ考え方で、動画編集では言い直しや繰り返しの自動カット候補も文字起こしから探しています。詳しくは、動画編集で言い間違い・言葉の繰り返しまでAIに削らせられるかで説明しています。
まとめ:1本の長尺動画を複数の発信素材へ変える
私が考えている長尺動画の再利用フローは、次のとおりです。
- 長尺動画を文字起こしする
- AIに短く成立する主張・実演を探させる
- ショート候補を人間が確認する
- 必要なら縦型向けに台本を組み替える
- Shorts・Reelsなどへ使える素材にする
私の制作フローでは、長尺からショート、記事から動画、音声からスライド動画のように、一つの素材を複数媒体へ変換することを再利用の基本にしています。
1本作って終わりにせず、すでに作った素材から次の発信を作る。
この仕組みを持つと、毎回ゼロから企画する回数を減らせます。


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