この記事は、音声入力とAIを使って、自分の考えをBrain記事として整理し、HTMLで整え、アイキャッチまで作って公開前チェックを行うまでの制作フローをまとめた実践記事です。
実際に、前回この流れで作った初めてのBrain記事は、公開して約10分で最初の購入が入りました。
この記事では、その前回の記事を作るときに使った制作フローを整理します。
AIでBrain記事を作ると聞くと、「AIに全部書かせる」という印象を持つ人もいるかもしれません。でも、実際にやってみて感じたのは、AIに丸投げするよりも、自分の考えをAIに渡して、対話しながら記事にしていく方が強いということです。
頭の中にある考えを音声入力で出す。AIに整理してもらう。違和感があるところを直す。記事としての流れを整える。HTMLで貼り付けやすい形にする。アイキャッチは複数案から選ぶ。
この一連の流れを作ると、記事制作はかなり速くなります。しかも、ただ速いだけではなく、自分の考えを反映した記事にできます。
この記事で解説したBrain記事制作フローを、動画でも詳しく話しています。音声入力からHTML作成・特典の使い方まで、流れを先につかみたい方はこちらからどうぞ。
1. この記事で伝えたいこと
今回伝えたいことは、かなりシンプルです。AIを使えば、Brain記事の制作はかなり速くなります。ただし、AIに一発で記事を書かせるだけでは、自分の考えが薄い記事になりやすいです。
大事なのは、AIに書かせることではありません。自分の考えをAIに渡して、AIと対話しながらBrain記事として整えていくことです。
今回の流れは、次のようなものです。
- 音声入力で、まず考えていることを全部出す
- AIと壁打ちして、記事の方向性を整理する
- AIにヒアリングさせて、足りない内容を引き出す
- 出てきた内容をもとに構成を固める
- 構成が固まったら、本文を最初からHTMLで作らせる
- コピーボタン付きHTMLとして出力する
- ChatGPTのUI、またはブラウザで開いたHTMLから本文をコピーする
- Brainの記事フォームに貼り付ける
- Brain上で表示、改行、文章の違和感を確認する
- 細かい修正はBrain上で直す
- 大きな修正が必要なら、Brainで直した差分をAIに戻して再調整する
- 本文が固まってからアイキャッチを複数枚生成して選ぶ
- 公開前に無料エリアと有料エリアのバランスを見る
- 公開する
やっていることは普通の記事制作です。ただ、違うのは、文章を書く作業や整える作業を、かなりAIに寄せたことです。自分で最初から最後までタイピングして書いたわけではありません。でも、自分の考えを入れずにAIへ丸投げしたわけでもありません。ここがかなり重要です。
2. AIに一発で記事を書かせない
今回、一番大事だと思ったのはこれです。AIに一発で記事を書かせない。
AIに、いきなり「記事を書いて」と頼めば、それっぽい文章は出ます。でも、そのままだとAIの思想が強く出ます。きれいではあるけど、自分の考えが薄い記事になりやすい。特に実践記事では、そこがかなり問題になります。
読者が読みたいのは、ただの一般論ではありません。実際にやったこと。その中で考えたこと。失敗したこと。判断したこと。こういう生の部分です。
だから、最初から完成記事を出させるのではなく、まず自分の考えをできるだけAIに渡すことが大事です。
僕の場合は、音声入力でかなり雑に話します。文章として整っていなくてもいい。言い間違いがあってもいい。順番がぐちゃぐちゃでもいい。
とにかく、思っていることをベラベラ喋ってAIに渡す。そこからAIに整理してもらう。この流れがかなり速いです。
3. 制作フローの全体像
ここからは、Brain記事を作る流れを順番に見ていきます。大まかな流れはこうです。
- 音声入力で考えを出す
- AIに質問してもらい、材料を増やす
- 増えた内容をもとに構成を固める
- 構成が固まったらHTMLで本文を作る
- HTMLをコピーしてBrainの記事フォームに貼る
- Brain上で表示を見ながら直す
- 大きな修正があれば差分をAIに戻す
- 本文が固まってからアイキャッチを作る
- 公開前に確認する
4. まず音声入力で考えを全部出す
最初にやるのは、音声入力です。記事を書くとき、最初から文章にしようとすると手が止まりやすいです。でも、音声入力なら、頭の中にあることを友達に話すような感覚でそのまま出せます。
順番はバラバラでも大丈夫です。思いついたことを、思いついた順番で出していきます。たとえば、こんな感じで話します。
〇〇について記事を書きたい。
詳細は、こうで、ああで、こういう流れがあった。
実際の音声入力ではもっと長く話して大丈夫です。むしろ、思っていることが出なくなるまで話すくらいの方が、AIに渡せる材料は増えます。
きれいに話す必要はありません。むしろ、雑な方が本音が出やすいです。AIに渡す素材としては、整った文章よりも、リアルな思考の断片の方が価値があります。
5. ヒアリングで材料を増やしてから構成にする
音声入力で最初の考えを出したら、すぐに構成を作らせません。その前に、AIに質問してもらいます。
最初の音声入力だけだと、自分では話したつもりでも、まだ抜けている部分がかなりあります。そこで、AIにこう頼みます。
今言った構想について、あなたから質問をして引き出してください。
すると、AI側から質問が返ってきます。たとえば、こんな質問です。
- この記事で一番伝えたいことは何ですか?
- 読者にとって一番役に立つ部分はどこですか?
- 無料エリアではどこまで見せて、有料エリアには何を置きますか?
- 実体験として伝わる具体例はありますか?
ここで返ってきた質問に答えることで、最初の音声入力だけでは出てこなかった内容が増えます。このヒアリングがかなり大事です。AIにいきなり構成を作らせると、材料が少ないまま、きれいな一般論に寄りやすいです。先に質問で引き出しておくと、自分の体験や判断が入った構成になりやすくなります。
質問に答え終わって構成の方向性が見えたら、そこで初めてHTML本文を作らせます。指示はこのくらいで十分です。
ここまでの内容をもとに、Brainに貼り付ける記事本文をHTMLで作成してください。
トップに「本文をリッチテキストでコピー」できるコピーボタンを付けてください。
1行目は記事タイトルとして使えるようにしてください。
見出しはh2、本文はp、リストはul/li、コード例はpre/codeで作成してください。
Brainの記事フォームで読みやすい構成にしてください。
この順番にすると、Brainに貼る前提の記事本文まで一気に作りやすくなります。音声入力、ヒアリング、HTML本文作成の順番で進める。ここを飛ばさない方が、自分の考えを反映した記事になりやすいです。
6. BrainではMarkdownではなくHTMLで作る
Brainでは、Markdownをそのまま貼っても、見出しやコードブロックが期待通りに反映されませんでした。そのため、Brain用の記事本文はMarkdownではなくHTMLで作ります。
そのうえで、Brainに貼り付けやすいように、リッチテキストでコピーできるボタンも付けます。具体的には、AIに以下のようなHTMLを作らせます。
- 見出しはh2にする
- コード例はpre/codeにする
- リストはul/liにする
- ブラウザ上部にコピーボタンを付ける
- ボタンを押すと本文をリッチテキストとしてコピーできるようにする
この方式にすると、見出し、本文、コードブロックが直接反映されます。ただし、リスト前の改行や余白等については、HTMLとは違う表示になる可能性があります。ここは実際に貼り付けて確認する必要があります。
7. HTMLをコピーしてBrain上で確認する
HTMLをコピーしてBrainの記事フォームに貼り付けたら、そのままBrain上で表示を確認します。ここで見るのは、単なる誤字脱字だけではありません。記事として読んだときに、流れが自然かどうかを確認します。
見るポイントは以下です。
- 見出しの流れが自然か
- リストやコードブロックが読みやすいか
- 文章量が重すぎないか
- 無料エリアと有料エリアの切り替わりが自然か
- 同じ説明を繰り返していないか
- AIっぽい一般論が残っていないか
- 自分の体験や判断がちゃんと入っているか
細かい表現や誤字脱字は、Brain上でそのまま直します。一方で、章ごと入れ替えたい、構成を大きく変えたい、全体のトーンを直したい場合は、AIに戻した方が早いです。その場合は、Brain上で直した最新版の本文をそのままコピーしてAIに渡します。
Brainの記事フォーム上で、ここまで自分で調整しました。
以下に、現在の本文をそのまま貼ります。
この本文を最新版として読み取り、今の状態を前提にして、〇〇について修正をしてください。
こうしておくと、AI側も古い文章ではなく、Brain上で進んだ最新版を前提に修正できます。Brainだけで直して終わるのではなく、必要に応じて最新版をAIにも共有する。この運用にしておくと、記事の修正と再利用がかなり楽になります。
8. アイキャッチはGPT Image 2で複数枚作る
Brain上で本文の方向性が固まったら、最後にアイキャッチを作ります。現時点では、アイキャッチ作成はGPT Image 2一択です。
理由は、デザインの再現性が高いからです。記事の内容に合わせて、教材感、書籍感、実用感のあるアイキャッチを安定して再現できます。
さらに、複数枚を同時に作れるので、候補を比較しやすい。10枚出して、その中から良いものを選ぶ。これを使わない手はありません。
Brainのアイキャッチは、YouTubeサムネとは少し違います。YouTubeサムネのように強く煽りすぎるより、Brainでは以下の方が合うと感じました。
- 教科書感
- 実用教材感
- 少し目を引く強さ
- でも信頼感は残す
Brainでは、アイキャッチも「クリックさせるサムネ」というより、「教材として価値がありそうに見せる表紙」に近いです。
9. AIで書くことは悪いことではない
AIで記事を書くことに抵抗がある人もいると思います。でも、AIで書くこと自体が悪いとは思いません。
紙とペンを使うのも道具です。パソコンで書くのも道具です。音声入力を使うのも道具です。AIを使って書くのも、道具を使って書くことの延長です。
問題は、AIに丸投げして、自分の考えが入っていない記事を出すことです。
自分の経験、自分の判断、自分の失敗、自分の言葉を入れる。そのうえで、AIに整理してもらう。この使い方なら、むしろ記事の質は上がります。
AIに書かせるのではなく、AIと一緒に自分の考えを商品化する。今回やったことは、まさにこれでした。
10. 前回の記事で反応があった理由を考える
前回の記事のテーマは、Claude Codeを司令塔にして、CodexとAntigravityへ指示を飛ばす方法でした。公開して約10分で最初の購入が入り、その後もう1件購入されました。
なぜ反応があったのかを考えると、理由はいくつかあります。
- Claude Code、Codex、Antigravityという具体的なツール名が入っていた
- AI同士を連携させるというテーマに新しさがあった
- 実際に自分で作った仕組みの話だった
- MCPを使ってアプリ間の指示をつなぐ話だった
- 単なる感想ではなく、実際の作り方に近い内容だった
- 入口として読みやすい価格だった
つまり、具体的なテーマと実体験が入っていたことが、反応につながったのだと思います。AIを使って記事を作るときも、ただ整った文章にするだけではなく、こうした実体験や具体性を残すことが大事です。
11. まとめ
今回は、AIを使ってBrain記事を作り、公開前に確認できる形まで整える流れをまとめました。ポイントは以下です。
- まず音声入力で考えを全部出す
- AIに一発で記事を書かせない
- AIにヒアリングさせながら自分の考えを掘り下げる
- BrainではMarkdownではなくHTMLを前提にする
- 構成とヒアリングが固まったら、コピーボタン付きHTMLを作る
- HTMLをコピーしてBrainの記事フォームに貼り、表示と本文を確認する
- Brain上で確認し、必要に応じて最新版をAIに戻す
- 本文が固まってから、GPT Image 2でアイキャッチを複数枚生成して選ぶ
- Brainのアイキャッチは教科書感・実用教材感が合う
- AIで書くことは悪くない。丸投げが問題
AIでBrain記事を作るというと、雑に量産するイメージを持つ人もいるかもしれません。でも、今回の考え方は逆です。自分の考えをできるだけAIに渡して、AIと対話しながら記事を磨き、Brainで公開できる形まで整える。
AIは、文章を書くためだけの道具ではありません。自分の経験や考えを、記事や教材として商品化するための編集者にもなります。ここを使えるかどうかで、Brain記事制作のスピードと質はかなり変わると思います。
この記事で解説したフローをそのまま使えるGPTsを用意しています。音声メモや箇条書きを投げるだけでBrain記事HTMLが作れます。


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