この記事では、結果が安定するGPTsを作るための考え方と、実際の組み立て方を解説します。
解説動画もあります。読む前に概要をつかみたい方はこちらからどうぞ。
1. この記事で分かること
GPTsは、思いついた文章を指示欄に貼るだけでは安定しません。
この記事では、次の流れで強いGPTsの作り方を解説します。
強いGPTsと弱いGPTsの違い
指示欄に書くこと
知識ファイルに分けること
途中で止める場所
承認を取る場所
使い始める前に確認すること
2. まず、強いGPTsとは何か
強いGPTsとは、ただ会話が上手なGPTsではありません。
最初に何を聞き、どの順番で進み、どこで止まり、何を作り、最後に何を確認するかまで決まっているGPTsです。
たとえば、社内の業務手順を案内するGPTsなら、質問にただ答えるだけでは不十分です。
どの業務に答えるのか。何を根拠に答えるのか。情報が足りないときにどう確認するのか。分からないときにどう止まるのか。
そこまで決まっているから、使う人が変わっても動きが崩れません。
3. 弱いGPTsが生まれる理由
弱いGPTsでよくある失敗は、指示欄にふわっとしたお願いだけを書くことです。
社内の業務手順を案内するGPTsを作りたいです。
社員から質問されたら、分かりやすく答えてほしいです。
必要に応じて確認し、正確で使いやすいGPTsにしたいです。
このままだと、何をもって正確とするのか、どの知識ファイルを使うのか、どこで確認するのかが決まっていません。
その結果、ある日はそれっぽく回答し、別の日は確認を飛ばし、また別の日は根拠のない答えを出します。
4. 強いGPTsは先に7つを決める
GPTsを作る前に、最低限この7つを決めます。
目的:何をするGPTsなのか
利用者:誰が使うGPTsなのか
入力:最初に何を渡して使うのか
出力:最後に何が返れば成功なのか
工程:どの順番で進めるのか
停止点:どこで確認を取るのか
確認項目:使い始める前に何を見るのか
この7つが決まると、指示欄に書くこと、知識ファイルに分けること、機能設定で選ぶものが見えてきます。
5. 強い作り方の基本形
強いGPTsにするなら、役割だけでなく、動く順番まで決めます。
社内の業務手順を案内するGPTsを作りたいです。
社員からの質問に対して、アップロードした知識ファイルに書かれている業務手順をもとに回答するGPTsにしたいです。
知識ファイルに根拠がない内容は、推測で答えないようにしたいです。
次のような流れで動くGPTsにしたいです。
STEP1: 質問がどの業務に関するものか確認する。
STEP2: 必要な前提情報が足りない場合だけ質問する。
STEP3: 知識ファイルの該当箇所をもとに回答する。
STEP4: 手順が複数ある場合は、番号付きで順番に説明する。
STEP5: 最後に、社員が次に行う作業を1つだけ示す。
STEP6: 根拠が足りない場合は、分からないと伝えて確認を促す。
出力は、結論、手順、注意点、次に行う作業の順番にしたいです。
不明点があるまま断定しないGPTsにしたいです。
このように書くと、GPTsの動きがかなり安定します。
ポイントは、優秀さを抽象的に命令するのではなく、動く順番と止まる条件を決めることです。
6. 指示欄に入れること
指示欄には、GPTsの根本ルールを入れます。
このGPTsの役割
最初に何を聞くか
どの順番で進めるか
どこで確認を取るか
何を出力するか
やってはいけないこと
分からないときの止まり方
指示欄は、GPTsの動きを決める中心です。長い資料を全部貼る場所ではありません。
7. 知識ファイルに分けること
知識ファイルには、指示欄に書くと重くなる詳細な情報を分けて入れます。
詳しい業務手順
判断基準
テンプレート
チェックリスト
よくある失敗例
業界や業務ごとの補足情報
細かい手順や判断基準を知識ファイルに分けると、指示欄が重くなりすぎません。
必要な場面でだけ参照できるため、GPTsの動きも安定します。
8. 停止点と承認ゲートを入れる
強いGPTsは、何でも勝手に進めません。
たとえば、見出し案を確認してから本文を書く。構成案を確認してから成果物を作る。設定内容を確認してから最終出力に進む。
止まる場所があるから、ズレたまま完成まで進むことを防げます。
9. GPTs作成画面に入れる内容
GPTs作成画面では、少なくとも次の項目を決めて入力します。
名前:何をするGPTsか一目で分かる名前
説明:誰に何を提供するGPTsか
指示欄:役割、進行、停止点、出力形式、禁止事項
会話のきっかけ:最初に押せる入口
知識ファイル:手順、判断基準、テンプレート、チェックリスト
機能:Web検索、データ分析、画像生成などの必要機能
ファイル作成やZIP化まで行うGPTsなら、コードインタープリターとデータ分析が必要です。
公開URLを参照するGPTsならWeb検索が必要です。
画像を作らないGPTsなら、画像生成は不要です。
10. 使い始める前のチェックポイント
GPTsを作ったら、実際に使い始める前に確認します。
最初の返答が自然か
最初から質問を並べすぎていないか
情報が足りないときだけ質問できるか
承認前に勝手に最終成果物を作らないか
出力形式が毎回大きく変わらないか
禁止事項を守れているか
知識ファイルを必要な場面で参照できているか
ここを見ないと、最初の会話ではうまく見えても、別の入力をした瞬間に崩れることがあります。
11. ここまでのまとめ
強いGPTsは、長い指示文を貼っただけでは作れません。
目的、利用者、入力、出力、工程、停止点、確認項目を先に決める。
指示欄には根本ルールを置き、知識ファイルには詳しい手順や判断基準を分ける。
途中に停止点と承認ゲートを入れる。
この順番で作ると、思いつきで作ったGPTsではなく、実務で繰り返し使えるGPTsになります。
続きと配布物はBrainで受け取れます。
Brainでは GPTs Creation Forge 本体のリンク、使い方、GPTsのファイル一式を受け取れます。
強いGPTsの作り方を理解したうえで、設計済みのGPTs本体を使って作業を進められます。


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