私はリサーチでもAIを使っていますが、検索結果を数件読んで要約させるだけではありません。
実際の調査では、複数のWebサイトを確認し、必要な部分を集め、同じテーマの情報を整理し、比較できる形にし、最後に判断材料へ変える必要があります。
この工程を人力だけでやると、調べるだけで時間がかなり消えます。
そこで私は、調べる → 集める → 抽出する → 整理する → 比較する → レポートにするまでを一つのリサーチフローとして自動化・半自動化しています。
2026年8月時点の私の運用では、AIを「検索の代わり」にせず、情報収集から比較・判断までつながる調査工程として使っています。
リサーチは検索より「集めて整理する工程」に時間がかかる
調査というと、まず検索する作業をイメージします。
ただ、実際に時間がかかるのは、その後です。
- 複数のサイトを開く
- 必要な箇所を探す
- 同じ情報と違う情報を分ける
- 古い情報を見分ける
- 比較できる形に整理する
- 最終的な判断材料へまとめる
私のリサーチでは、「調べる、集める、整理する、判断材料にする」までを一連の作業として扱います。
AIで速くしたいのは検索そのものより、この後工程です。
最初に何を調べるかと判断基準を決める
いきなり大量の情報を集めると、あとで整理できなくなります。
そのため私は、最初に「何を知りたいのか」と「何を比較するのか」を決めます。
たとえば企業サイト調査なら、
- サービス内容
- 料金
- 問い合わせ導線
- スマホ対応
- 更新状況
のように確認項目を決めます。
アニメや作品リサーチなら、話数、放送順、公式情報、配信状況など、テーマに応じて項目を変えます。
先に判断基準を決めると、AIも必要な情報だけを集めやすくなります。
複数URLから必要な情報だけを集める
一つのサイトだけで判断しない場合、複数URLをまとめて確認する必要があります。
私の運用では、複数URLの一括確認やスクリーンショット取得も、Webサイト調査の前処理として使います。
私が重視しているのは、ページ全体を丸ごと保存することではありません。
調査目的に必要な箇所だけを抜き出し、同じ項目で並べられる状態にすることです。
情報量を増やすのではなく、比較可能な形へそろえる。 これがリサーチ自動化で重要です。
HTML・テキスト・SNSなど情報源ごとに抽出方法を分ける
情報源によって、取得しやすい形は違います。
通常のWebページならHTMLや本文テキストを使えます。
SNSなら投稿単位で見た方がいい場合がありますし、画像中心のページならスクリーンショットの方が理解しやすい場合もあります。
そのため私は、HTML・テキスト抽出、SNS分析、スクリーンショット確認を同じ方法で扱わず、情報源ごとに分けています。
全部を同じ取り方にせず、情報源に合わせて取得方法を変えるようにしています。
NotebookLMなどで資料をまとめて深掘りする
資料が増えてきたら、個別ページを一枚ずつ読むより、まとめて扱える環境が便利です。
私の運用では、Grok、Gemini、NotebookLMなどを用途に応じて使い分け、複数資料の比較や深掘りに使うことがあります。
複数資料を同じテーマでまとめておけば、共通点、違い、抜けている情報を確認しやすくなります。
ただし、AIがまとめた内容だけを最終事実として扱うのではなく、重要な情報は元資料へ戻って確認します。
調査結果は要約ではなく判断材料へ変える
リサーチの目的は、長い文章を短くすることではありません。
最終的には、次の行動を決められる状態にする必要があります。
たとえば、
- どの企業へ営業するか
- どの企画を優先するか
- どの記事に根拠を追加するか
- どのツールを採用するか
といった判断です。
そのため私は、調査結果を表、比較、重要ポイント、未確認事項などへ整理し、必要ならHTMLレポートへ変えます。
要約ではなく、判断に使える形式まで整える。 ここまでがリサーチです。
取得できないサイトがあっても推測で埋めない
Web調査では、すべてのページを同じように取得できるとは限りません。
アクセス制限や403などで取得できないこともあります。
私の運用でも、403やログイン制限などで取得できないサイトは「未確認」として分けます。
取れなかった情報をAIに推測させて埋めるのは危険です。
取得できなかったものは「未確認」として残し、別の確認方法を探す。 私はこの方針にしています。
まとめ:リサーチ自動化は「調べる→判断できる状態」にすること
私が考えているリサーチ自動化の流れは、次のとおりです。
- 何を調べるか決める
- 確認項目をそろえる
- 複数の情報源から必要部分を集める
- HTML・テキスト・SNS・画像を適切に分けて扱う
- AIで比較・整理する
- 未確認事項を分ける
- 判断材料やレポートへ変える
リサーチ自動化は、検索を速くすることではなく、調査結果を使える状態へ変えることです。
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