私はAIで既存ツールを使うだけでなく、自分の作業に合う小さなツールやスクリプトを作ることも自動化の一部として考えています。
実務では、「この作業だけ毎回面倒」「この2つのサービスをつなげたい」「同じ処理を何度も繰り返している」といった場面がよくあります。
そのたびに新しいSaaSを探すより、処理が単純なら自分専用の小さなツールを作った方が早いことがあります。
そこで私は、作業を分解する → 必要な入力と出力を決める → PythonやAPIで最小機能を作る → 起動テストする → 必要なら既存サービスへ接続するという流れでツール化します。
2026年8月時点の私の開発・運用では、自動化できない作業が出てきたら、その作業を自動化するための小さなツール自体を作っています。
既存ツールで合わない作業は、自分用に小さく作る
自動化したいとき、まず既存サービスを探すのは自然です。
ただ、実際の作業は自分の運用に合わせた細かい条件が入ります。
たとえば、特定の形式でファイル名を変える、決まったAPIへ送る、WordPressの特定項目だけ更新する、複数データを一つのレポートへまとめる、といった処理です。
こうした作業では、万能ツールを探すより必要な処理だけを持つ小さな専用ツールを作る方が扱いやすいことがあります。
最初に「1つの機能」まで作業を分解する
私は最初から大きなシステムを作ろうとしません。
まず、面倒な作業を一つの処理まで小さく分けます。
たとえば「WordPress運用を自動化する」では広すぎます。
「指定した記事IDのSEOタイトルだけ更新する」「CSVを読んで投稿候補を一覧化する」のように、入力と出力が一つに決まるところまで落とします。
何を入れたら、何が出れば終わりなのか。 ここが決まるとAIにも実装を頼みやすくなります。
Python CLIや単機能スクリプトから始める
私は、Python CLIツールや単機能スクリプトを小さな自動化の入口として使います。
最初は、画面の立派なアプリより、コマンド一つで動く小さな処理から作ることが多いです。
理由は、動作確認が簡単だからです。
入力、処理、出力が明確なら、どこで失敗したかも追いやすくなります。
まず最小機能で動かし、必要になったらUIや追加機能を足す。 この順番にしています。
API連携でWordPressや外部サービスへつなぐ
単独で動くツールができたら、必要に応じて外部サービスへ接続します。
私の運用では、画像生成API、WordPress API、決済サービスのAPIなど、対象サービスが公式に提供する接続方法を確認してから連携します。
APIを使えば、ブラウザで毎回同じ操作を繰り返すのではなく、決めたデータを決めた形式で送れます。
WordPressのAPI仕様は、WordPress REST API Handbookのような公式資料を確認し、実際のサイト側の権限・投稿タイプ・更新条件と照合して使います。
ただし、更新系の処理は確認なしで実行しないようにします。
読み取りと更新を分け、最初は安全なREADで確認してからWRITEへ進む。 私はこの流れを基本にしています。
仮想環境・起動テストまで含めて完成と考える
コードが生成されたから完成、とは考えません。
私のツール開発では、仮想環境のセットアップと起動テストまでを完成条件に入れています。
実際には、依存ライブラリが入るか、別環境で起動できるか、必要な入力がないときにエラーが分かるかを確認する必要があります。
「コードがある」と「実際に使える」は別です。
少なくとも起動して、期待した入力で期待した出力が返るところまで確認します。
ColabやNotebookLMなど操作先が違えば方法も変える
自動化対象がすべてAPIとは限りません。
私の運用では、ColabやNotebookLMなど、操作先ごとに使える接続方法・実行方法を確認して手段を変えます。
サービスごとに使える接続方法や操作方法は違います。
そのため、APIがあるならAPIを使い、別の方法しかないならその制約に合わせて設計します。
「全部同じ方法で自動化する」のではなく、対象に合わせて手段を選ぶことが必要です。
大きな万能ツールより、小さな専用ツールをつなぐ
自動化を進めると、何でもできる一つの巨大ツールを作りたくなることがあります。
ただ、私は機能が増えすぎるほど壊れたときの原因が分かりにくくなると感じています。
そこで、
- データを集めるツール
- 文章を整えるツール
- WordPressへ反映するツール
- 確認するツール
のように役割を分け、必要なものをつなぐ考え方を取ります。
小さな機能を組み合わせる方が、修正・再利用・安全確認をしやすい。 これが実運用では重要です。
まとめ:自動化できない作業は「ツールを作る対象」に変える
私が自分専用ツールを作るときの流れは、次のとおりです。
- 繰り返している作業を見つける
- 一つの機能まで分解する
- 入力と出力を決める
- Pythonやスクリプトで最小機能を作る
- 仮想環境と起動テストを行う
- 必要ならAPIや外部サービスへ接続する
- 小さなツール同士をつなぐ
既存ツールで自動化できないなら、そこで諦めるのではなく、その作業を自動化するためのツール自体を作る。
これが、私の自動化領域を広げている考え方です。
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