video-engineは、AIショート動画制作を「一発生成」に任せるのではなく、台本・画像設計・音声・字幕・動画書き出しを順番に進めるための制作フローです。CodexなどのAIエージェントに工程を任せつつ、要所で人が承認・目視確認することで、毎回の作業ブレを減らしやすくなります。
video-engineの強みは「完全自動」より工程を崩さないこと
AI動画制作は、台本、画像、音声、字幕、編集を別々に進めると、途中で設定やファイル名がずれやすくなります。
video-engineでは、各工程を順番に進め、前の工程を確認してから次へ進む設計にすることで、作業の再現性を高めることを重視しています。
すべてを完全自動で任せることもできますが、実用面では、台本・画づくり・最終確認などに人のチェックを残す半自動運用の方が安定します。
基本フロー
- テーマを入力する
- 尺・アスペクト比・切り口を決める
- 台本を生成する
- シーン分割と画像プロンプトを作る
- 画像を用意する
- 音声を生成する
- 字幕・タイミングを整える
- Remotionで動画を書き出す
- 代表フレームと完成動画を目視確認する
1. Configで制作条件を固定する
video-engineでは、動画の方向性をConfig側で決めます。たとえば次のような項目です。
- 自動化レベル
- 画像中心か動画素材を使うか
- ナレーション音声
- 保存先
- ペルソナや話し方
- 画風や動画スタイル
毎回ゼロから長い指示を書くより、変わりにくい条件を設定ファイルへ持たせる方が、同じ形式の動画を繰り返し作りやすくなります。
2. 4つのモードから必要な工程だけ使う
動画内の構成では、用途に応じて次のようなモードを使い分けています。
- 台本だけ作る
- 映像素材だけ作る
- 動画組み立てだけ行う
- 最初から最後まで通して進める
すでに台本や画像がある場合は、必要な工程から途中参加できます。毎回フル工程を通す必要はありません。
3. 台本は人が承認してから次へ進める
テーマを入力すると、尺・アスペクト比・切り口などを確認したうえで台本を生成します。
ここで内容が違えば修正し、問題なければ承認して次の工程へ進みます。動画では20秒前後のショートを想定し、縦型で9シーンに分割しています。
最初の台本段階で方向性を確認しておくと、後工程で画像や音声を作り直す手間を減らせます。
4. 画像生成は半自動でも使える
画像プロンプトまではvideo-engine側でまとめて作れます。動画内では、9シーン分の画像プロンプトを1つにまとめ、GPT Image 2のWeb画面で一括生成しています。
この部分は完全自動ではなく、生成結果を人が確認し、気に入らなければ再生成する運用です。
ダウンロードした画像は、プログラムが扱いやすいようscene_01など決まった形式へリネームしてから次工程へ渡します。
5. 音声と字幕を自動処理する
画像が揃った後は、Gemini TTSなどを使ってナレーションを生成し、音声タイミングに合わせて字幕を作ります。
音声・字幕・シーンの対応関係を同じプロジェクト内で管理することで、「字幕だけずれる」「シーン番号が合わない」といったミスを減らしやすくなります。
6. Remotionで動画を書き出す
最終組み立てにはRemotionを使っています。画像、字幕、音声、モーションなどをコード側で管理できるため、ショート動画のような定型フォーマットを繰り返し作る用途と相性があります。
長尺動画ではPCスペックや並列処理数によってレンダリング負荷が高くなるため、ショート動画と同じ設定をそのまま使わない方が安全です。
7. 最後に目視確認を残す
動画制作を自動化しても、最終確認まで完全に外すのはおすすめしません。
実演では、代表フレームを確認する工程でAIが画像内の文字を問題だと判断し、不要な再処理を始めるイレギュラーも起きました。つまり、自動レビュー自体が常に正しいわけではありません。
最終的には、人がテロップのはみ出し、画像破綻、音声、尺、不要な再レンダリングがないか確認する方が安全です。
video-engineが向いている人
- AIショート動画を同じ形式で繰り返し作りたい
- 台本・画像・音声・字幕を別々に管理するのが面倒
- 毎回同じ注意事項をAIへ伝える作業を減らしたい
- CodexなどのAIエージェントを動画制作へ使いたい
- 完全自動より、再現性の高い半自動フローを作りたい
自動化するときの注意点
- 自動レビュー権限:強い権限を与えるほど止まりにくくなりますが、誤処理も自動で進む可能性があります。
- 画像ファイル名:日本語名や不規則な名前は処理エラーの原因になることがあります。
- モデル依存:音声・画像・AIモデルは更新されるため、固定名だけに依存しない設計が安全です。
- 完全自動化を目的にしない:公開前の目視確認は残しておく方が安定します。
まとめ|AI動画制作を「再現できる工程」にする
video-engineの価値は、AIに全部任せることではなく、動画制作を繰り返し再現できる工程へ変えることです。
台本、画像、音声、字幕、レンダリングを1本の流れで管理し、人が必要なポイントだけ確認することで、毎回ゼロから作業手順を考える負担を減らせます。
詳しいスキル構成や設定は、video-engine詳細ページで確認できます。


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