AI Studioを「軍師」に、Antigravityを「司令官」に。Googleの強力なモデル『Nano Banana Pro』の力を借りて、サブスク枠内でプロ級のアセットを自動生成する実戦ワークフローを公開します。
はじめに(開発のゴール)
本シリーズ第4回目のゴールは、次世代IDE『Antigravity』のエージェント機能を使い、Googleの最新画像生成モデル『Nano Banana Pro』で高品質なプロモーション素材を「一括」かつ「定額枠内」で生成・保存することです。
ポイントは、Google AI Studioを「ナレッジ解析のサポーター」として活用すること。最新のドキュメントをAI Studioに読み込ませて指示を精緻化し、Antigravityという司令塔に実行させることで、2K以上の画像をローカルフォルダへ自動保存させる仕組みを構築します。
使用ツールと役割分担
- Google AI Studio(軍師): Nano Banana Proの仕様や講座のLPドキュメントを読み込み、Antigravityに送るための「創成の呪文」を生成します。
- Antigravity(司令官): Google AI Proアカウントの利用枠を使い、呪文を実行。画像の生成、フォルダ作成、ファイル保存までをノンストップで行います。
- Nano Banana Pro: Googleの最新画像生成モデル。プロ品質の出力を提供します。
創成の呪文(今回使用したメインプロンプト)
Google AI Studioとの対話から導き出した、Antigravityのエージェントに送るための実行命令です。以下の内容をコピーして使用します。
私の Google AI Pro 枠(Nano Banana Pro)を活用して、開発講座のプロモーション用素材を一括生成してください。
1. _dev/_source/academy_info/ の内容を読み取り、この講座の世界観(サイバーパンク・マトリックス・緑と黒)を表現するために必要な「背景画像」「シンボルロゴ」「システムUIパーツ」の3つのデザイン案を言語化してください。
2. その案に基づき、あなたが内蔵している「Nano Banana Pro」の能力を使って、3枚の画像を最高品質(2K以上)で生成してください。
3. 生成した画像は、このプロジェクトの「images/test/」フォルダを作成し、そこに「bg.png」「logo.png」「ui.png」という名前で直接保存してください。
Pythonコードを書く必要はありません。エージェントの基本機能として、生成からファイル保存までを完結させてください。実演ワークフロー解説
STEP 1: Google AI Studioで「軍議」を開く
Antigravityのエージェントに直接重いドキュメントを読ませる前に、まずはGoogle AI StudioにNano Banana Proの最新仕様や、講座のLP(ランディングページ)情報を読み込ませます。ここでエージェントが迷わないための「明確な指示書(上記プロンプト)」をサポーターと共に練り上げます。
STEP 2: Antigravityへ指示を「伝達」
練り上げた呪文をAntigravityのチャット欄(Agent Manager)に貼り付けます。この際、プランの視認性を高めるため、以下の命令を必ず添えて実行します。
このImplementation Planは日本語で書いてください。STEP 3: 日本語プランの承認と一括生成
エージェントが「背景・ロゴ・UIパーツ」の3案と、images/test/への保存計画を提示します。内容を確認し、問題がなければチャット欄に承認や実行してくださいと入力します。エージェントが自律的にGenerate Image Toolを起動し、生成が始まります。
STEP 4: 生成アセットの自動保存
生成された画像は、ブラウザから手動でダウンロードする必要はありません。エージェントが自動的にプロジェクト内にフォルダを作成し、指定した通りbg.png logo.png ui.png として直接保存します。エージェントからTask completedの報告があれば完了です。
OKIHIRO流:司令官の視点(プロのコツ)
1. AI Studioを「外部脳」に、IDEを「手足」に
IDEのエージェントにすべてのナレッジを詰め込むと、コンテキスト(記憶枠)を消費しすぎて動作が重くなることがあります。情報の整理・要約はAI Studio(サポーター)に任せ、Antigravity(司令官)には「実行」に集中させるのが、AI-Driven開発の最も効率的な形です。
2. 「コードを書かない」という究極の効率化
PythonなどでAPIを叩くスクリプトを自作すると、1枚ごとに従量課金が発生しがちです。しかし、Antigravityのエージェント枠を介して「基本機能」として画像を作らせれば、Google AI Proのサブスクリプション範囲内でコストを抑えられ、失敗を恐れず量産が可能になります。
まとめ&ネクストアクション
「軍師」に考えさせ、「司令官」に実行させる。このワークフローを使えば、非エンジニアでも高品質なクリエイティブを自動で量産できます。
- まずはGoogle AI Studioを開き、手元のドキュメントを読み込ませて指示を作ってみましょう。
- 次は、生成されたこれらの画像を、以前の記事で紹介した動画生成ツール『Remotion』に流し込み、完全自動の動画広告制作へと繋げます。
この記事の自動化に使われた技術と思考法は、
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