Substackを安全に育てるための運用マニュアル

OKIHIRO AI Creative / Substack運用資料 03

Substackを安全に育てるための
運用マニュアル

AI発信、販売導線、有料購読、Substackチャットを始める前に、何を避けて、何を軸にすればいいかを整理した実務用チェック資料。

作成日: 2026-05-07

この資料の前提: SubstackのTerms of Use、Content Guidelines、Publisher Agreement、メールリストインポートのヘルプ、API Terms、StripeのRestricted Businessesを確認したうえで、AI発信・有料購読・販売導線運用に使える形へ整理したものです。

法律解説ではなく、投稿前に迷わないための実務メモです。必要に応じて法務・税務の専門家にも確認してください。

1. まず結論

Substack運用で実務上気をつけるべきなのは、違法・有害コンテンツだけではありません。通常の発信者にとっては、スパムに見える運用、同意のないメールリスト利用、外部販売だけに見える構成、誇張した収益表現の方が現実的なリスクになります。

  • メールリストを扱う場合は、明示的な購読同意があるアドレスだけを使う。
  • コメント、Notes、スレッド、メール返信をスパム化しない。
  • Substack内の編集コンテンツを薄くして、外部販売や外部送客だけに見せない。
  • 稼げる系・投資系・自動売買系の誇張を避ける。
  • 他人の著作物、画像、文章、投稿を無断利用しない。
  • 有料購読者がSubstack内で価値を受け取れる設計にする。

AI発信や販売導線を扱う場合でも、Substackは広告媒体ではなく、読む価値のある編集コンテンツを中心に設計する方が安全です。

2. 何をもとにまとめたか

この資料は、以下の公式情報を確認したうえで、AI発信者向けに整理しています。

  • Substack Terms of Use
  • Substack Content Guidelines
  • Substack Publisher Agreement
  • Substack Help Center: email list imports
  • Substack API Terms
  • Stripe Restricted Businesses

この資料での整理

Substackの公式ルールを見ると、禁止事項として明確なのは、スパム、フィッシング、同意のないメール追加、決済迂回、権利侵害、違法・有害コンテンツなどです。

一方で、「通常のメルマガ広告媒体として使うこと」そのものを単純に禁止している、と言い切ると強すぎます。

そのためこの資料では、実務上の判断として、外部LP誘導、LINE誘導、商品案内だけが主目的に見える運用は避ける、という基準で整理しています。Substack内に読む価値のある編集コンテンツを置き、その周辺に自然な導線を置く形が安全です。

参照ソース

3. 絶対に避けること

同意のないメールリスト利用

Substackにインポートできるのは、その出版物からメールを受け取ることに明示的に同意したメールアドレスだけです。別サービスで取得したメールアドレスを、購読同意なしに使わないことが重要です。

  • 別サービスの購入者メールを、同意なくSubstackへ移さない。
  • Stripeなど決済サービスの顧客メールを、購読同意なしにインポートしない。
  • スクレイピングや名刺、問い合わせ履歴などで集めたメールを入れない。
  • SNSのつながりやLINE登録者には、登録リンクを案内し、本人に購読してもらう。

安全なのは、「Substackでも受け取りたい人はこちらから無料購読してください」と案内し、読者自身に登録してもらう形です。

相互登録・コメント・DMのスパム化

相互登録や登録者増やし合いを前面に出すと、読者の質が下がり、スパムっぽく見えやすくなります。

避ける

  • 相互登録しましょう
  • 登録者を増やし合いましょう
  • フォローし合いましょう
  • 無差別コメント
  • 自動DM

安全寄り

  • 近い領域で実験している人と情報交換したい
  • AI制作や発信の実験をしている人とつながりたい
  • テーマが合えば対談やコラボも検討したい

稼げる系・投資系・自動売買系の誇張

Stripe側の制限もあるため、収益化の話は特に慎重に扱います。

避ける表現

  • 誰でも月100万円
  • 放置で稼げる
  • 自動BOTで収益化
  • 自動売買で勝てる
  • 絶対に伸びる
  • 購入者全員が成功
  • 簡単に稼げる

書くなら、収益保証ではなく、実験ログ、制作フロー、うまくいったこと、失敗したこと、前提条件を含めた試行錯誤として書きます。

盗用・無断転載・外部決済逃がし

  • 他人の文章、画像、投稿、プロンプト、スクショを自分のものとして公開しない。
  • 引用や紹介は必要最小限にして、出典を明示する。
  • Substack有料購読と同じ価値を外部決済で売って、Substack手数料を避ける形にしない。

4. AIコンテンツの扱い

確認した範囲では、AI生成コンテンツそのものを一律禁止する明文は見当たりません。問題になるのは、AIを使ったかどうかではなく、発信内容です。

危ないもの

  • 盗用
  • 虚偽
  • 権利侵害
  • なりすまし
  • スパム
  • 詐欺
  • 誇大広告
  • 投資・自動収益の煽り

相性がいいもの

  • AI制作ログ
  • AIスキル設計思想
  • プロンプト作成の考え方
  • AI画像・AI動画の実験記録
  • Codex / Claude Code / Antigravity の制作ワークフロー
  • Substack / YouTube / WordPress / SNS の発信導線設計

6. 安全なページ構成

Substackは、外部商品や外部サービスへの導線を置くこと自体が問題なのではなく、投稿全体が宣伝だけに見えることが問題になりやすい媒体です。

安全な構成

  • 本文の中心に、読者が読んで得られる知見や記録を置く。
  • 外部リンクやCTAは、記事内容と自然につながる位置に置く。
  • 有料購読者向けの価値は、Substack内でも受け取れるようにする。
  • 販売導線を置く場合も、誇張せず、前提条件や限界を明記する。

避ける構成

  • 投稿のほとんどが販売バナーや外部リンク。
  • Notesが相互登録募集だけ。
  • 外部LP誘導だけでSubstack内に中身がない。
  • 無料記事がすべてセールスレター化している。
  • 有料部分が外部決済や外部講座への案内だけ。

基本は、コンテンツが先、導線は後。読む価値がある本文を置いたうえで、必要な人が次の導線へ進める形にします。

7. 投稿前チェックリスト

  1. メールリストの同意はあるか。別サービスの顧客メールや問い合わせ履歴を、購読同意なしにSubstackへ移していないか確認する。
  2. 投稿の主目的はコンテンツか。外部商品販売、LINE誘導、LP送客だけが目的になっていないかを見る。
  3. 稼げる保証に見えないか。誰でも、絶対、放置、自動収益、勝てる。このあたりの言葉は特に注意する。
  4. 他人の権利を侵害していないか。画像、文章、ロゴ、スクショ、引用、プロンプトの出どころを確認する。
  5. コメントやNotesがスパム化していないか。大量連投、無差別返信、自動化、相互登録っぽい動きは避ける。
  6. 有料購読の価値がSubstack内にあるか。有料登録者がSubstack内で価値を受け取れる設計にする。
  7. 特商法表示を確認する。日本向け・日本事業者として有料販売する場合は、Commercial Disclosureページや法務・税務面も確認する。

最小ルール

  • 読者の同意を取る。
  • スパムにしない。
  • 誇張しない。
  • 盗用しない。
  • Substack内にちゃんと価値を置く。

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